言と葉

言葉達の集い

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もう帰れない場所
たった一カ所だけ

心を残してきた場所がある


それ程長くはない自分史の中で
それ程長くはない時間


心を置いてきた場所だ


自分の心はいつもそこに帰りたがる


まるで別れた心が一つに戻りたがるように
お互いを求めるように
磁石のように



あの時のあの場所に戻れたら



帰れたら







人には誰にでも「心を置いてきてしまった」場所がある。夏休みに過ごしたおじいちゃんの家だったり、とある土地で始めた一人暮らしだったり。他の人生のどのシーンよりも強く鮮やかに心に残る場所。ずっと続けば良いのにと思えた場所。やむを得ず離れることになったその場所に戻れる人は幸せだ。その時を一緒に過ごした人達が今もそこにいて迎えてくれるなら。だけど長い時が経ってから戻れても、そこに誰もいなかったりする。もしくは同じ時間を過ごした主要な人物が欠けていたりする。不完全な戻りたい場所。一度そこを離れたなら決して戻れない場所。
| 06:00 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
愛の言葉

至るところに「やさしさ」が満ちている


「おはよう」の中にも


白い息の消えてゆく瞬間にも


まばたきの中、
揺れる一房の髪の中にも



波のように届く



それは
見えない愛の言葉だ




「あなたが大事です」




だけど伝わる
見えない愛の言葉だ
                 


| 03:48 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
どうかどうか
どうか


どうか
あの子が幸せになりますように


あの子のしてきた良いことが
一つももれず報われますように


あの子の与えてきた優しさが
全て過たずあの子に返ってきますように



ああ どうか


もしいるなら名前のないかみさま


どうかあの子が報われますように


誰に祈ればいいんでしょう


私は私の分しかあの子に返せないから


だから祈るしかないんです


だからどうか



どうか



あの子のしてきた全てのことが



どうか
あの子にちゃんと返ってきますように




| 03:14 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
会いたい
ときどき


君に物凄く会いたくなるんだ

声を聞きたくなるよ
とても聞きたくなる
そして話を聞いて欲しくなる


返事は何でも良いんだ


ただ笑うだけでも
怒るだけでも

君がいる空気を感じたいんだ


僕は君が
どんな話をすればどんな表情をするか
君の顔を見なくても分かるよ

ここにいなくても

声が聞こえなくても

顔が見えなくても


だけど


もっと


一緒に時間を過ごしたかった
聞かせたい事がたくさんあった
見せたいものがたくさんあった
貰ったものを返したかった


たくさんのものを


僕から君へ



だけどもうそれが出来ない



これから先

一人の時間がどんどん増え続けるんだ
君と過ごした時間よりも多くなるんだ


僕だけが


この道を歩いている



ねえ


話を聞いて
声を聞かせて
君の声を


時々
どうしようもなく聞きたくなるんだよ





                      だけどもうそれは出来ない

| 13:41 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
鳴り止まない音楽


      いとしい







                           イトシヒ








     愛しい






            鳴り止まず



                     溢れる







          淡い音楽





あなたのことが好きだ
| 13:13 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
永遠の炎
いつまでこのままでいられるんだろう
いつまでこうやって集まりたい時に集まって皆でいられるんだろう

(皆で炎を囲むその時間を素晴らしいものだと感じている。
 その時間にどっぷりと浸かっている。
 そしてその時間がいつか終わる事を知っていて物悲しく思っている。
 そうした時間がまた持てるかも分らず少し不安に思っている。
 だがその不安を軽くは出せても本気で口にする事はない。
 もちろん「素晴らしい」とさえ言わない。
 それを口にすれば途端に陳腐なものに変わるからだ。)

皆が同じものを感じているという前提の下で。
安堵。
そこにいる時は、それ程強い感情でもない。
ただとても楽しくて炎が美しいだけだ。
滅多にない状況。
空が。
すごくきれいで流れ星を見た。
同じ歌を歌った。
共通の過去の話。
通り過ぎているその時その感情は弱まる。
でも現実に戻るとそれはとても鮮明だ。
心に強く残って離れない。



                  
               
            四人で歌を、空を、想い出を、炎の中に閉じ込めた
| 23:46 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
0に向かう
やっぱり忘却というのは人にとって救いなんです。
色褪せて欲しくないと思った素晴らしい思い出が
色を失って淡いものになってしまう一方で
心が壊れる程の哀しみから心を守ってくれるのも忘却なんです。
人間の持つ喜怒哀楽のうち、人、自分を殺してしまうのは「哀」です。
哀しみだけが人を自殺に追い込みます。
それから救ってくれるのが忘却なんです。
体内に入った毒素を酵素が無毒なものに変えてくれるように
忘却だけが哀しみを害のないものに変えてくれるんです。
心を傷つけないものに。
だからどうか、忘れることを怖がらないで下さい。
全てを忘れるわけじゃないんです。
思い出という害のないものに変わるだけなんです。
| 23:36 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
ありがとう
ありがとう
一緒にいてくれて
同じ時間を生きてくれて

ありがとう

君がいてくれてよかった
同じように時を重ねてくれて
子供から大人になってくれて


一人でなら
とても怖くて大人になんてなれなかった
手探りの道を先になんて進めなかった

君の一歩があったから
僕も一歩が踏み出せた


僕の隣で
君の一歩があったから

ありがとう
一緒にいてくれて
同じ時間を生きてくれて


ありがとう
傍にいてくれて
| 23:29 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
一緒に
怖がらないで


僕も一緒に大人になるから
一人で老いていくなんて思わないで


君がおばあさんになるように
僕も一緒におじいさんになるよ


子供を止める時も
大人を始める時も

ずっと一緒にいるよ

傍で一緒に


だからどうか
夜を怖がらないで


毎日やってくる夜に
未来を見つけて怯えないで


怖いものは
僕が半分背負うから


だからどうか
怯えないで
怖がらないで
| 22:11 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
あの空をもう一度


それはもう、多分遠い将来まで見る事は出来ない。



夏はもう往ってしまったから。

別れを意識する前にいってしまった。


あの碧さも白さももう見る事ができない。


空が恋しいなんて。

それも今自分が立っている頭上にある空が恋しいなんて。


だけどあれ以来、空は雲で覆われたままだ。

常に淡いヴェールをまとっていて、もう前のようなはっきりとした青さを持たない。


はっきりとした雲も。



夏の間、

空は何処までも続いていて、私はそれを見る事が出来た。

どこまでも、どこまでも。

浮かぶ雲は一つずつがきれいな塊として空と地面の間で並んでいた。


遠くまで。




あの空が見たい。


多分あの時、何か永遠みたいなものを感じたのだ。


掴みたくても掴めないもの。


何処まで行っても手の届かないその地平線。



泣きたくなる程、あの空が見たい。



日本なんかどうでもいい。友達さえ、今は。



あの空を見て、心が動かなかった時なんてなかった。

見る度に心が激しく揺さぶられた。

あの空の碧さに救われていた。


色々なことで。



ただ空と地面がどこまでも続いているということが私を救っていた。



それを知っている、


あの空が見たい。




あの空を。                        200711XX

| 22:50 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
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